仕組み・流れ

「株主優待」とは

「株主優待」とは、株式を発行している上場企業が、株主だけの特典として自社の商品やサービスなどを提供する仕組みです。 すべての上場企業が取り入れているわけではありませんが、約3,700社の全上場企業のうち、1,400社以上が何らかの株主優待を行っています。

「株主優待」は日本独特のサービスで、配当とは別に、その企業の特色を活かしたユニークな商品、サービスなどを受け取ることができるので、これを楽しみに株式投資をしている個人投資家の方も多くおられます。 企業側も自社の商品、サービスなどを知ってもらうことで、長期安定株主を確保できるというメリットがあります。

「株主優待」として提供されるものはさまざまですが、代表的なものには次のようなものがあります。

自社の商品

食品メーカーが自社の食品・飲料品を提供したり、外食企業が自社のレストランで食事できる優待食事券などを提供しています。

自社のサービス

自社の施設やサービスを受けられるもので、映画会社の映画招待券、ホテルの宿泊券、鉄道会社の回数券などがあります。

その他

自社の商品やサービスとは関係ありませんが、商品券、お米券、図書券などを提供するサービスもあります。

「株主優待」の提供を受けるには一定株数以上の保有が必要な場合がありますが、保有株式数によって提供されるものに違いもあります。また、会社ごとに株主優待を提供する月がきまっており、その月末時点の株主にたいして提供されます。
株主優待の情報については、『日経会社情報』の巻末に一覧表が掲載されているほか、企業のウェブサイトでも紹介されています。

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